アーミッシュとは?メノナイトとの違いは?超エコな生活を調査!

2019年4月30日




 

現代でも19世紀から変わらない生活をしつづける集団、アーミッシュについて調べてみました。

アーミッシュとはいったいどんな集団?メノナイトとの違いは?その超エコな生活とは?などを調べてまとめてみました。




アーミッシュとは?

アーミッシュとはメノナイトから分裂して生まれた集団です。

ではメノナイトとはどんな集団なのかを簡単に説明します。

メノナイトとは?

メノナイトとは簡単に言うと、キリスト教の一つの教派です。

16世紀にオランダのメノ・シモンズという人物がつくったため、その名前にちなんで「メノの仲間たち」という意味で「メノナイト」と呼ばれています。

メノナイトは洗礼というキリスト教になる時の儀式を子供の時に行うのではなく、成人してから自分の意思で自発的に洗礼を受ける再洗礼を重要視し、キリストの教えを忠実に守ることを基本として平和主義と無抵抗を主張する集団です。

 

詳しくはこちらでまとめています。

メノナイトとは?その生活は?服装や仕事などを調査しました!

アーミッシュとは?

アーミッシュという集団は、元々メノナイトの一員だったヤコブ・アマンがつくりました。

メノナイトは厳格な規律を守る保守的な教派だったが、その規律がだんだん緩くなってきたことから、メノナイトの一員のヤコブ・アマンがよりいっそう厳格な規律を守る保守的な一派をつくりました。

それがアーミッシュという集団で、ヤコブ・アマンの名前から「アーミッシュ」と呼ばれるようになりました。

 

宗教的な考え方は基本的には同じで、違うのはメノナイトよりもアーミッシュの方がより厳格な規律を守る保守派ということですね。

 

アーミッシュの規律

  • 交通手段は馬車を使う。
  • 屋根付きの馬車は大人にならないと使えない。
  • 家族がアーミッシュから離脱した場合、たとえ親兄弟の仲でも絶縁される。
  • 怒ってはいけない。
  • 喧嘩をしてはいけない。
  • 聖書と聖書を学ぶため以外は読書をしてはいけない。
  • 讃美歌以外の音楽は聴いてはいけない。
  • 避雷針を立ててはいけない。
  • 義務教育以上の教育を受けてはいけない。
  • 化粧をしてはいけない。
  • 派手な服を着てはいけない。
  • 保険に加入してはいけない。(予定説に反するから)
  • 離婚してはいけない。
  • 男性はあごひげは許されるが、口ひげを生やしてはいけない。

かなり厳しですね。

自動車が当たり前のこの時代に交通手段は馬車を使うって衝撃的ですよね。

馬車を使うのがアーミッシュの唯一の交通手段なので、馬車で自動車の行き交う道路を走るため交通事故が多いそうです。

ちなみにウィンカーや反射板などの法律で義務付けられているものは馬車に装着しています。面白いですよね。

怒ってはいけないっていうのは本当に人間に守れるんでしょうか。

口ひげをはやしてはいけないというのは、口ひげは男性の魅力の象徴とされる時代があったからだそうです。

あと避雷針を立ててはいけないというのはなぜ?と疑問に思うかもしれませんが、これは「雷は神の怒り」という考え方から、避雷針を立てることは神への反抗と見なされるそうです。

おとなしく雷に打たれなさいと言うことではなくて、神の怒りから逃げてはいけないということなんでしょうね。

アーミッシュの生活

アーミッシュはアメリカやカナダの田舎でかたまって生活しています。

規律を守って生活しているので、ものすごく質素でエコな暮らしをしています。

基本的にはアメリカやカナダに移民した19世紀当時そのままな生活をしていて、車や電気などの現代の技術を使ったものは避けています。

これは聖書にある「質素に暮らすべきである」という教えを忠実に守っているんですね。

交通手段は馬車や徒歩のみで、明かりは電気を使わずガス灯を使い、電話は家にも引いていません。

その他にテレビ、パソコン、掃除機、洗濯機などの電化製品ももちろん使いません。

しかしかたくなに現代技術を使ってはいけないと言う訳じゃなく、電機はいけないけど電池は許されていたり、よりエコなLEDはゆるされるという柔軟性もあるようです。

 

農耕や牧畜をして自給自足の生活をしています。

これも機械などは使わず、昔ながらの方法で行っています。

学校はそのコミュニティー内で独自の学校をもっていて、アーミッシュとして生きていくための最低限のことを教育し、8年で卒業します。

そして学校を卒業した子供は、家の農作業を手伝うというサイクルになっていて、アーミッシュはこのサイクルをとても大事にしているそうです。

 

アーミッシュの生活を撮った映像です。

アーミッシュとメノナイトの違い

ア―ミッシュとメノナイトの考え方の違い

宗教的な考え方の方向は基本的に同じですが、メノナイトは規律がゆるくて、アーミッシュは規律が厳しいという違いがあります。

メノナイト→保守派から改革派まで様々な考え方を持つ人がいる

アーミッシュ→保守派しかいない

アーミッシュは元々メノナイトにいた人たちで、より厳格に規律を守る保守派がメノナイトから抜け出してアーミッシュという団体をつくりました。

なのでメノナイトは保守派から改革派までいろんな考え方を持つ人が存在し、今も19世紀と変わらない生活をする保守派もいますが、車を乗ったり普通の人と変わらない生活をする改革派も存在します。

 

しかしアーミッシュは厳格に規律を守るため、基本的にはすべての人が今も19世紀と変わらない生活を送っていて保守派しかいません。

規律を守らない人はアーミッシュではないと見なされるようです。

ア―ミッシュとメノナイトの住んでいる場所の違い

メノナイトは世界各国に存在しますが、アーミッシュはアメリカやカナダにしか住んでいないようです。

主にアメリカのオハイオ州、ペンシルベニア州、インディアナ州、カナダのオンタリオ州などの田舎に住んでいます。

ア―ミッシュとメノナイトの服装の違い

アーミッシュとメノナイトの服装は基本的には同じで、メノナイトの女性は白や紺などの地味な色のワンピースにカバーリングと呼ばれる丸い帽子をかぶっています。

アーミッシュの女性は紫や緑などのコミュニティーによって決められた色のワンピースを着ています。

男性はメノナイトもアーミッシュも同じで、白いシャツに黒いジャケットとスラックスにサスペンダーを付けて、頭にはハットをかぶり、あごひげを伸ばしている人が多いです。

 

 

まとめ

アーミッシュというと、その特徴的な見た目や現代人からするととても不便な生活をしていて、一見すると理解できない変わった集団に見えるかもしれません。

 

でも考えてみると、現在の日本では都会でストレスにまみれて生きていたり、目まぐるしく移りかわる時代の流れに付いていけなくて仕事を失ったり、少子高齢化や、国の財政悪化などから将来に不安を抱えながら生きている人も多いと思います。

 

しかしアーミッシュはそんな不安とは無縁の生活をしているのではないでしょうか。

大自然のある田舎に平和主義の人たちが集まっているため争いごとも起きず、何百年も変わらず自給自足のエコな生活をし、現代でもそれが成り立っていることによって、将来や未来に不安を抱えることもなく平穏に暮らしていけるということは、想像するととてものどかで平和な風景が浮かんできます。

もしかするとそこには人間の本当の幸せがあるのかも知れないなと思いました。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。