オペラ座の怪人は実話?実在した地下湖やモデルとなった人物を調査!




『オペラ座の怪人』とは1909年にフランスのガストン・ルルーによって発表された小説を原作とした物語で、数多くの映画やミュージカルなどがつくられている不朽の名作です。

その『オペラ座の怪人』は実話なのか?という疑問の答えを調査し、実在した地下湖や実際にあった事故、モデルとなった人物や実際にあった幽霊のウワサなどを紹介していきます。

『オペラ座の怪人』のストーリー(あらすじ)を知らない人や忘れてしまった人はこちらで簡単に紹介していますのでご覧くださいね。

オペラ座の怪人のストーリーと登場人物を簡単に解説!あらすじ結末ネタバレ!




オペラ座の怪人は実話なのか?

『オペラ座の怪人怪人』の物語はフィクションです。

ですが、作者のガストン・ルルーが当時のオペラ座を調査し、実際にあったうわさ話や事件、実在するものや人物をもとにして構想を練り、物語を作り上げています。なので、登場人物やストーリーはフィクションですが、実在するものや事件、モデルになった人物はいるというのが答えです。

実在するものとは、物語の舞台となるオペラ座はもちろん実在します。これはフランスの首都パリにある歌劇場のガルニエ宮」のことで、別の呼び名で「オペラ座」と呼ばれています。

オペラ座(ガルニエ宮)

もう一つは物語の中で登場する怪人の住んでいた地下湖は、オペラ座の地下に実際に存在します。

物語の中で発生するシャンデリアが落下する事件は、1896年5月22日にオペラ座で実際に起きたシャンデリアが落下した事故をもとに作られています。

ではひとつづつ詳しく説明していきますね。

オペラ座に実在した地下湖とは?

オペラ座の怪人の物語には怪人が住んでいる地下湖が登場しますが、実際のオペラ座の地下にも地下貯水湖が存在します。

これが何のためにあるのかと言うと、もともとパリは沼地でオペラ座の建っている場所には地下水脈が流れていました。

当時オペラ座を設計したガルニエは、建設中に地下から湧き出てくる水に困っていました。

オペラ座の基礎工事

水浸しになりながら建設を進めていたが、いったいこの水をどうしようかと考えた結果、コンクリートで固めて水を貯めることにします。

こうしてできたのがオペラ座の地下貯水湖です。

作者のガストン・ルルーはこの貯水湖の存在をヒントに怪人のすみかとして地底湖を物語に登場させたのですね。

パリの地下には巨大な地下迷宮が存在しますが、この地下貯水湖もその一部ということですね。

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オペラ座で実際に起きたシャンデリア落下事故

オペラ座の怪人が書かれた1909年から14年前の1896年、オペラ座でオペラ上演中にシャンデリアが落下するという事件が実際に起きました。

 

1896年5月20日、当時はガスで火が灯され、重さは8トンとも言われたシャンデリアが、オペラ上演中に落下。巨大なシャンデリアが客席に直撃するという大惨事となり死傷者を出しました。

このシャンデリアは8本のワイヤーで吊るされ、おもりによって上げ下げする仕組みになっていますが、長年の使用により摩耗したワイヤーが切れて落下したとか、火災により落下したとも言われています。

この事件にインスピレーションされて、新聞記者でもあった作者のガストン・ルルーは、オペラ座の怪人をドキュメンタリー風に仕上げたとされています。

オペラ座の怪人のモデルとなった人物とは?

クリスティーヌ・ダーエのモデル

オペラ座の怪人の怪人ファントムに愛されたヒロイン、クリスティーヌ・ダーエ実在した人物がモデルになっているといいます。

彼女はクリスティーヌ・ダーエと同じスウェーデン出身のソプラノ歌手で、ミランダ伯爵夫人のクリスティーナ・ニルソンです。

クリスティーナ・ニルソン(1843年-1921年)

クリスティーナ・ニルソンはスウェーデン出身ですが、1864年から1888年の引退までパリで歌ってました。

 オペラ座の怪人が発表されたのが1909年なので、年代も合ってますね。

1843年8月20日にスウェーデンの貧しい農家に生まれたクリスティーナ・ニルソンは、家計を助けるため兄と一緒に旅をしながら歌っていました。

14歳の時に地元の政治家に引き取られ養子になり、それがきっかけで歌の専門的な教育を受けることができました。

15歳の時に歌手としてデビューしたクリスティーナ・ニルソンは、金髪に青い瞳のとても美しい女性だったそうで、美貌と歌声に賞賛が集まり、すぐに人気を得ました。

その人気は、貧しい農家の出身の少女が最終的にミランダ伯爵と結婚し、伯爵夫人になったことからもわかると思います。

キャリア終盤の40歳の時のコンサートではクリスティーナ・ニルソンの歌を聴くために5万人集まり、パニック状態になった会場ではケガ人も出たいうほどの人気だったそうです。

オペラ座の怪人のクリスティーヌ・ダーエには、カルロッタというライバルがいますが、クリスティーナ・ニルソンにも同じ年で同じレパートリーを歌うイタリア人のソプラノ歌手、アデリーナ・パティという強力なライバルがいました。

アデリーナ・パティはオペラ史上最高のスーパースターとも言われ、クリスティーナ・ニルソンも人気でしたがアデリーナ・パティにはかなわなかったそうです。

そんなアデリーナ・パティにはカルロッタ・パティという同じく歌手の姉がいます。

クリスティーヌ・ダーエのライバルのカルロッタと同じ名前ですね。クリスティーヌ・ダーエのライバルもこの姉妹がモデルになっていたのかも知れませんね。

クリスティーヌ・ダーエとクリスティーナ・ニルソンの共通点

  • 名前が非常に似ている
  • スウェーデン出身のソプラノ歌手
  • とても美しい女性
  • 貧しい家庭出身
  • 強力なライバルがいる

など共通点がたくさんあり、クリスティーヌ・ダーエのモデルになったという話も納得がいきますね。

怪人のモデル

怪人エリックにもモデルがいるという話があります。

そのモデルになった人物とはエルネストという若いピアニストで、彼は1873年に火事でバレリーナのフィアンセをなくします。自身も顔に大ヤケドを負い醜い顔になってしまったエルネストは、絶望のどん底に落ちさまよい続け、当時完成したばかりのオペラ座の地下水路にこもり住みつきそのまま生涯を終えました。

これがオペラ座の怪人の正体という話もあります。

当時のオペラ座の幽霊のうわさ

当時のオペラ座では幽霊が出るというウワサがあったそうです。ガストン・ルルーはそれをヒントに怪人と言うアイデアを思い付いたのかも知れませんね。

ウワサの内容は、真夜中になるとピアノの音が聞こえるとか、永遠の命を持ったバレリーナがいるといったものだそうです。

なんか日本でもよく聞く話ですね(笑)

『オペラ座の怪人』のストーリー(あらすじ)を知らない人や忘れてしまった人はこちらで簡単に紹介していますのでご覧ください。

オペラ座の怪人のストーリーと登場人物を簡単に解説!あらすじ結末ネタバレ!

まとめ

ストーリーはフィクションですが、実在するものや人をモチーフにして、そこにアイデアを散りばめて絶妙なストーリーを作り上げたんですね。

それが

  • オペラ座の地下貯水湖
  • シャンデリア落下事件
  • クリスティーヌ・ダーエのモデル
  • 怪人のモデル
  • 幽霊のウワサ

です。

今回は『オペラ座の怪人』は実話なのか?という疑問を調査してみました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 




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Posted by たつくり